精密治療・根管治療・神経の治療Precision treatment
- 正確な診断
精密な治療 - 当院でもマイクロスコープを導入しており、
その結果再治療の必要が減少し、
患者様の歯を長期にわたって健康に保つことが可能に -
- 精密治療
- 根管治療
- 神経の治療
- 正確な診断
Microscopesマイクロスコープ

歯科用マイクロスコープを活用することで、高いレベルの精密治療を行うことが可能です。目視では確認しづらい箇所の治療は、歯科医の感覚や経験次第であったため、
感染物質が残る可能性を排除できませんでした。その点、マイクロスコープを駆使することで、治療箇所を4~20倍に拡大して確認することでき、精密治療な治療ができます。また、抜歯や神経への処置が不要になるなどのメリットもあります。当院においても、マイクロスコープの導入により、再治療が減ったり、患者様の長期的な歯の健康の維持することができるようになりました。マイクロスコープを使用した治療は、自費診療の扱いになりますが、保険が適用されるケースもあります。費用などについては、お気軽にご相談いただければ、詳細をお伝えさせていただきます。
Vital Pulp Therapy歯髄温存治療(VPT)
歯髄温存治療(VPT)は、神経をなるべく温存する治療方法です。歯髄温存治療を使用することで、歯が折れるリスクを下げたり、神経の免疫機能を保つことができます。

術式
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- 01
- 骨の炎症や歯の内部の構造がどのようになっているかについて診断します。
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- 02
- 唾液中の菌の侵入を防ぐため、ラバーダムを用いて治療を行います。
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- 03
- 感染や歯髄の除去など、目視では確認することが困難な箇所の治療をマイクロスコープを使って行います。処置の後、薬液で綺麗に洗浄して吐血します。
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- 04
- MTAセメント(自費診療薬剤)で神経を守り、歯を削った箇所をプラスチックの素材などでカバーして、強固な地盤を構築します。
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- 05
- 症状が消失したり、悪化していないことを確かめた上で、修復物を作製します。こちらは、保険が適用されないため、別費用が必要になりますので、あらかじめご了承ください。
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- 06
- 長期間の経過の観察が大切になります。
診療時間は1回の診察で60~90分半程度です。
治療回数は一般的に3、4回程です。
費用
注意点
- 現在の医学では神経を完全に残せる治療方法ではありません。
- 手術中に神経の感染や壊死、止血が困難な場合は神経を取り除かざるを得ないことがあります。
その場合は、手術中に歯科医師の判断で行わせていただきますが、あらかじめ、このような事情と費用についてご理解いただく必要があります。 - 手術を終えて3ヶ月が経過しても痛みが生じる場合は、神経をとる必要があります。
- 年単位で口腔環境を観察させていただく必要があり、無自覚のまま神経が死んでしまうこともあります。
そのような場合は、神経を完全にとらなければいけません。 - 同じ歯の継続的な治療は、保険の対象になりませんので、ご注意ください。
Root Canal Treatment根管治療
世界での根管治療の成功率は80~90%ですが、日本のこれまでの保険が適用される治療では、30~50%で海外方式の根管治療の方が優位性があります。当医院は、患者様の歯を少しでも長く残したいという考えのもと、神経治療では、マイクロスコープを使用した根幹治療を推奨しております。

術式
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- 01
- CT撮影で歯の内部の状態や骨に炎症ができていないかどうかを診断
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- 02
- 唾液中への菌の侵入を防ぐため、ラバーダムを使用
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- 03
- 目視では確認できない複雑な根の状態を把握するため、マイクロスコープを使用
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- 04
- 弓のように曲がっている根にも対処できるニッケルチタンロータリーファイルを使用しています。最新版の機械で感染を取り除くことも可能です。
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- 05
- 根管を一種の薬剤であるMTAセメント(殺菌力があり、骨を生成する細胞を呼び込みます。)を使用して充填します。
診療時間は1回あたり60分~90分程です。
一般的な全治療期間は2~4回程です。
費用
イニシャル | リトリートメント | |
---|---|---|
前歯 | 60,000円 | 90,000円 |
小臼歯 | 80,000円 | 110,000円 |
大臼歯 | 100,000円 | 130,000円 |
注意点
精度の高い根管治療を実施しても、10~20%は根の周囲に病巣ができてしまいます。
そうなれば、歯根端切除術などの外科的な手法を使用することが可能なこともあります。想定外の抜歯となってしまったケースは、ブリッジ治療やインプラント治療へ変更させていただきます。セラミック治療における上物については、当院の規定に従って保証させていただきますが、治療が成功しなかった場合でも、根管治療の代金を返金できません。
自費で根管治療を受けられましたら、自費診療での修復が必須となります。
セラミッククラウンなどの保険の修復物は、法律的に認められていません。尚、治療の成否の意味でも、自費診療を推奨させていただきます。
Apicoectomy歯根端切除術
根の治療は、神経の複雑な動きを捉えきれないため、100%成功するとは断言できません。歯根端切除術とは、根管治療で感染を完全に取り除けなかった場合に根の先を病巣と共に切除する技術のことを指します。

術式
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- 01
- CT撮影を行い、歯の内部の構造や骨の炎症、病巣の広がり方を把握します。
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- 02
- 歯肉を切り開きます。
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- 03
- 根の先を3mm程切って、マイクロスコープを確認しながら、細部の感染の除去します。その上で、止血を行います。
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- 04
- 一種の薬剤であるMTAセメントを用いて、根の先を封鎖します。
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- 05
- 症状が消えているか、悪化していないことを確認し、修復物を作成します。こちらの被せ物は自費での診療となります。別で費用がかかりますので、あらかじめご了承ください。
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- 06
- 長期間の経過観察が大切になります。
診療時間は1回あたり60~90分程度です。
1週間経過した後に抜糸を行います。
費用
前歯 | 110,000円 |
---|---|
小臼歯 | 130,000円 |
大臼歯 | 150,000円 |
注意点
- 現代の医学では歯を完全に残すことができる治療法ではありません。
- 手術中に破折が確認できた場合、抜歯への移行を提案させていただくかもしれません。
- 手術から6ヶ月経過後に骨が回復しない場合、抜歯の提案をする場合があります。
- それ以降は、年単位での経過観察を行わせていただきます。
- 同一歯の継続的な治療は保険の対象にならず、自費診療となります。
Crown Lengtheningクラウンレングスニング
クラウンレングスニングを行うと、虫歯が骨より下に広がっていたり、根以外のものがなくなって被せ物をできないケースでも、歯を残せることがあります。フェルールを活用して、歯を長く残すことも可能です。

術式
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- 01
- CT撮影で歯の周囲の骨の状況を立体的に診断します。
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- 02
- 歯肉を切り開きます。
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- 03
- ドリルを用いて骨の一部分を整形します。
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- 04
- 歯肉を縫い合わせます。
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- 05
- 抜糸を1週間経過した後に行います。
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- 06
- 仮の歯などを使用して、歯肉が完全に回復するまで経過を観察します。
診療時間は1回あたり30~60分程度です。
費用
前歯 | 22,000円 |
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小臼歯 | 23,000円 |
大臼歯 | 24,500円 |
注意点
- 治療後の同一歯の継続的な治療は保険の対象にならず、自費診療となります。
- 長さが短い歯の場合は、クラウンレングスニングできないことがあります。