歯科コラムcolumn

歯周病の治療期間と通院回数|軽度・中等度・重度別の目安を武蔵小金井の歯科医師が解説2026/10/30

歯周病の治療期間は進行度によって大きく異なり、軽度であれば歯周基本治療(歯みがき指導や歯石除去などの基本的な治療)だけで比較的短い期間に落ち着くことが多い一方、中等度から重度で歯周外科治療まで必要になると、半年〜1年以上かかることもあります。さらに、状態が落ち着いた後もメインテナンスやSPT(歯周病安定期治療)として数か月ごとの通院が続く点が、ほかの歯科治療との大きな違いです。

「いつ終わるのか」「何回通えばいいのか」が分からないまま通院を始めると、仕事や家庭の予定との調整が難しくなり、途中で通院が途切れてしまうことがあります。歯周病は自覚症状が出にくく、治療を中断すると歯ぐきの奥で炎症が続いたまま進行することがある病気です。

この記事では、日本歯周病学会や日本歯科医学会、大学病院が公開している情報をもとに、歯周病治療の流れと、軽度・中等度・重度別の期間や通院回数の考え方を整理します。あわせて、1回あたりの時間、期間が延びる要因、仕事をしながら通うコツも紹介します。

紹介する期間や回数は一般的な目安です。実際の見通しは、歯周ポケット(歯と歯ぐきの間の溝)の深さや歯石の量、セルフケアや全身の状態によって変わるため、検査結果をもとに歯科医師へ確認してください。

この記事の要点

  • 歯周病の治療期間は進行度で大きく変わり、外科処置まで進むと半年〜1年以上かかることもあります
  • 治療は「検査→歯周基本治療→再評価→(必要に応じて)歯周外科→メインテナンス/SPT」の順に段階的に進みます
  • スケーリング・SRP(歯石除去)は、重症度に応じて数回に分けて行うのが一般的です
  • セルフケア、喫煙、糖尿病、通院の中断などによって期間が延びることがあります
  • 治療後も数か月ごとの継続通院が必要で、ここまで含めて治療計画と考えることが大切です

歯周病の治療期間はどれくらい?全体像と「終わり」の考え方

大学病院でも「半年〜1年以上」と案内されている

日本大学歯学部付属歯科病院の歯周病科では、歯周病の治療は長い期間(半年〜1年以上)かかると案内されています。検査、歯周基本治療、再評価、歯周外科、口腔機能回復治療(被せ物や入れ歯などで噛む機能を取り戻す治療)といった段階を、歯ぐきの治り具合を確かめながら一つずつ進めるためです。

一方で、日本歯周病学会が監修する一般向けサイトでは、軽度から中等度の歯周病は歯周基本治療だけで回復することがほとんどと説明されています。外科処置が必要になる前に治療を始められれば、期間は比較的短く収まる傾向があります。

「治療期間」と「その後の通院」は分けて考える

「歯石を取り終えたら通院は終わり」と考えがちですが、歯周病は再発しやすいため、状態が落ち着いた後もメインテナンスやSPTとして定期的に通院します。よく目にする「治療期間〇か月」という数字の多くは、状態を落ち着かせるまでの期間を指しています。その後の継続通院もある前提で予定を考えると、見通しのずれが少なくなります。

治療の「ゴール」は検査の数値で判断する

日本歯科医学会の「歯周病の治療に関する基本的な考え方」では、歯周ポケットが4mm未満となり歯ぐきに炎症が認められない状態を「治癒」、4mm以上の歯周ポケットが散在するものの炎症が認められない状態を「病状安定」としています。治癒であればメインテナンス、病状安定であればSPTで、その状態を保つ管理を続けます。出血や腫れが治まっても、区切りは自覚症状ではなく検査結果で判断される点を知っておきましょう。

歯周病治療の流れ|検査から再評価・メインテナンス(SPT)まで

歯周病の治療は、日本歯科医学会や日本歯周病学会が示す流れに沿って段階的に進めます。各段階の間に「再評価(もう一度検査をして効果を確かめること)」が入るため、一定の期間が必要になります。

  1. 医療面接・歯周病検査:症状、全身の病気や服用中のお薬、喫煙習慣などを伺い、歯周ポケットの深さ、出血、歯の揺れ、レントゲンでの骨の状態などを調べます。
  2. 診断・治療計画の説明:進行度を判断し、治療の順番や見通しをご説明します。
  3. 歯周基本治療:歯みがき指導、スケーリング(歯ぐきより上の歯石除去)、SRP(スケーリング・ルートプレーニング:歯ぐきの中の歯石や汚れを取り除き、根の表面をなめらかに整える処置)、かみ合わせの調整、揺れている歯の一時的な固定などを行います。
  4. 再評価:歯ぐきが治る期間をおいて再度検査し、改善した部位と深いポケットが残った部位を確認します。
  5. 歯周外科治療(必要な場合):4mm以上の歯周ポケットが残る部位などに、フラップ手術(歯ぐきを開いて根の表面を清掃する手術)や歯周組織再生療法を検討し、術後にも再評価を行います。
  6. 口腔機能回復治療(必要な場合):失った歯や崩れた噛み合わせを、被せ物・ブリッジ・入れ歯などで回復させます。
  7. メインテナンス・SPT:落ち着いた状態を保つため、定期的な検査とクリーニングを続けます。

すべての方がこの7段階を通るわけではありません。軽度の方は歯周基本治療と再評価で落ち着き、そのままメインテナンスへ進むこともあります。重度の方は外科や被せ物の治療が加わる分、期間が長くなります。治療全体の考え方は歯周病治療をお考えの方へ向けた記事で、当院での治療の概要は虫歯・歯周病の診療ページで紹介しています。

再評価は「次に進むかどうか」を決める節目

日本歯科医学会の考え方では、SRPのあとに改善が不十分な部位があっても、安易にSRPを繰り返さないことが示されています。深いポケットが残った理由が歯石の取り残しなのか、骨の形が複雑なのか、セルフケアが追いついていないのかを見極め、歯周外科に進むか、セルフケアの改善を優先するかを判断します。再評価の前に少し期間があくのは、歯ぐきが落ち着くのを待つためで、これも治療の一部です。

軽度・中等度・重度別|歯周病の治療期間と通院回数の目安

進行度別の期間と通院の傾向をまとめます。期間や回数は医院の進め方や検査結果、セルフケアの状態によって大きく異なるため、公的な情報で確認できる範囲の目安と一般的な傾向として示します。

進行度 状態の目安 主な治療 治療期間の目安 通院の傾向
歯肉炎・軽度歯周炎 歯ぐきの腫れや出血が中心で、骨の吸収はわずか 歯みがき指導、スケーリング、必要に応じてSRP 中等度より短いことが多い(歯周基本治療だけで落ち着くことがほとんど) 比較的少ない回数で再評価まで進むことが多い
中等度歯周炎 歯周ポケットが深くなり、骨の吸収が進み始めている 歯周基本治療(SRPを数回に分けて実施)→再評価、部位によって歯周外科を検討 半年程度が一つの目安(学会監修サイトの症例紹介より) SRPを範囲ごとに分けるため、軽度より通院回数が増える
重度歯周炎 深い歯周ポケット、歯の揺れ、骨の大きな吸収がみられる 歯周基本治療→再評価→歯周外科・再生療法→再評価→口腔機能回復治療 半年〜1年以上(大学病院の案内より) 手術、抜糸、経過観察、被せ物の治療などで通院が長期にわたる
治療後(共通) 治癒または病状安定 メインテナンス・SPT 継続(3〜4か月に一度とする大学病院の例あり) 状態に応じて間隔を調整しながら続ける

軽度(歯肉炎・軽度歯周炎)の場合

歯ぐきの腫れや出血が主な症状で、骨の吸収がまだわずかな段階です。歯みがきの方法を見直し、歯石を取り除くことで歯ぐきが引き締まっていくことが期待でき、外科処置が必要になることは多くありません。ただし、歯みがきの習慣が変わらなければ炎症がぶり返しやすいため、治療期間中にセルフケアを身につけることが大切です。

中等度歯周炎の場合

歯ぐきの中に歯石がついている状態で、歯ぐきの中の歯石を取り除くSRPを、口の中をいくつかの範囲に分けて行うのが一般的です。日本歯周病学会監修サイトでは、治療期間が半年程度の中等度歯周炎の症例が紹介されています。再評価で深いポケットが残った部位に歯周外科を行う場合は、期間が延びます。

重度歯周炎の場合

歯の揺れや骨の大きな吸収がみられ、歯周外科や歯周組織再生療法、失った歯を補う治療が必要になることが多い段階です。保存が難しい歯があれば抜歯を含めた全体の計画を立てるため、その検討にも時間をかけます。重度でも、段階を追って治療を進めることで状態の安定を目指せる場合があります。

スケーリング・SRPは何回?1回あたりの時間と分けて行う理由

歯石除去の回数は、歯石の量、歯周ポケットの深さ、治療する範囲によって決まります。日本歯周病学会監修サイトでも、SRPは重症度に応じて数回に分けて行うと説明されています。

処置 対象 内容 回数の考え方
スケーリング 歯ぐきより上の歯石・汚れ 専用の器具で歯の表面の歯石を取り除く 歯石が多い場合は1回で終わらないこともある
SRP(スケーリング・ルートプレーニング) 歯ぐきの中(歯周ポケット内)の歯石・汚れ 根の表面の歯石や汚染物を取り除き、なめらかに整える。ポケットが深い場合は麻酔をして行うことがある 口の中をいくつかの範囲に分け、数回に分けて行うことが多い
再評価後の追加処置 改善が不十分だった部位 原因を見極め、セルフケアの見直し・追加の処置・歯周外科などを選ぶ 同じ処置を安易に繰り返さず、検査結果をもとに判断する

なぜ1回で全部取らないのか

ポケットが深い部位のSRPでは麻酔を使うことがあり、一度に広い範囲へ麻酔をすると、食事や会話がしにくい時間が長くなります。また、歯みがきが上達して歯ぐきの腫れが引くと、出血が減って歯ぐきの中の歯石を確認しやすくなるため、段階を踏んだほうが進めやすい面もあります。処置後の歯ぐきの反応を確かめながら進めることは、体への負担を抑えることにもつながります。短期間にまとめて行う方法もありますが、適応や全身の状態を考慮して判断されます。

1回あたりの時間の考え方

1回の通院時間は、医院の予約の組み方や処置内容によって異なります。次のような違いを知っておくと、予定を立てやすくなります。

  • 初診・検査の日:問診、検査、レントゲン撮影、説明があるため長めになりやすいです。
  • 歯みがき指導・スケーリングの日:比較的短めに収まることが多いです。
  • SRPの日:麻酔の有無や処置範囲で変わります。麻酔後はしびれが残る間の食事に注意が必要です。
  • 歯周外科の日:日本歯周病学会監修サイトでは、手術時間は通常1〜2時間程度とされています(フラップ手術は30分〜1時間程度との記載もあります)。

予約の際に「次回は何をする日か」「どのくらいかかるか」「麻酔を使うか」を確認しておくと、仕事の予定を組みやすくなります。

歯周外科・再生療法が必要になると期間はどう変わる?

歯周基本治療と再評価のあとも深い歯周ポケットが残る場合、歯周外科治療を検討します。手術日に加えて抜糸、経過観察、再評価のための通院が増えるため、全体の期間は長くなります。

歯周外科治療の期間の目安

日本歯周病学会監修サイトによると、歯周外科は歯周基本治療を行っても改善しない場合に行う治療で、手術時間は通常1〜2時間程度、1週間後に包帯(歯ぐきを保護する材料)を外して抜糸します。その後、歯ぐきや骨が落ち着くのを待って再評価を行います。治療が必要な部位が複数ある場合は、手術日を分けることもあります。術後には痛みや出血、知覚過敏(冷たいものがしみる症状)が出ることがあり、前歯では歯ぐきが下がって見た目が変わることもあります。

歯周組織再生療法を行う場合

歯周組織再生療法は、歯周病で失われた歯を支える骨や組織の回復を図る外科治療です。骨の欠損の形などの条件が合う場合に検討され、適応にならないこともあります。使用する材料や術式によって保険診療の対象となるものと自由診療のものがあり、詳しくは診察のうえでご説明します。

当院の歯周組織再生療法は自由診療で、リグロス®・エムドゲイン®などの再生材料を術式と組み合わせて用います。期間の目安は、初診から手術完了まで数か月、骨や歯ぐきの安定を評価するまでには半年〜1年程度です。手術自体は1回ですが、手術の前に歯周基本治療で複数回、手術後にも経過観察とメインテナンスのための継続した通院が必要です。外科処置のため腫れ・痛み・出血などのリスクがあり、再生の程度には個人差があります。費用の単価一覧は歯周組織再生療法の診療ページでご確認いただけます。

歯周病の治療期間が延びる主な要因と、患者さんにできること

同じ進行度でも、治療期間には個人差があります。期間が延びやすい主な要因は次のとおりです。

毎日のセルフケアが定着しない

歯周病の原因はプラーク(歯垢:細菌のかたまり)で、日本歯周病学会監修サイトでも、患者さん自身のブラッシングによるプラーク除去が非常に大切だと強調されています。歯石を取っても毎日の歯みがきでプラークが残ると炎症が引かず、再評価で改善が確認できないまま期間が延びてしまいます。

喫煙の習慣がある

喫煙は歯ぐきの血流や治り方に影響し、歯周病が治りにくくなる要因の一つとされています。出血が目立ちにくくなり、炎症に気づきにくくなることもあります。

糖尿病など全身の病気がある

糖尿病と歯周病は互いに影響し合うことが知られており、血糖のコントロールが十分でないと歯ぐきの治りに時間がかかることがあります。両者の関係は歯周病と糖尿病の関係を解説した記事で紹介しています。

通院が中断する・歯の状態が複雑

予約の間隔が大きく空いたり、途中で通院をやめたりすると、歯石が再びつき炎症がぶり返すことがあり、検査からやり直しになるケースもあります。また、歯周ポケットが深い部位が多い、根の形が複雑、歯の揺れや噛み合わせの問題がある、被せ物や入れ歯の治療が必要といった条件でも、処置が増えて期間が延びやすくなります。

期間を延ばさないために患者さんができること

  1. 指導された歯みがきを、歯間ブラシやデンタルフロスも含めて毎日続ける
  2. 予約を途切れさせず、変更が必要なときは早めに連絡する
  3. 喫煙している方は、禁煙を検討する
  4. 持病や服用中のお薬、内科での検査結果などを正確に伝える
  5. 出血や腫れ、しみるなどの変化に気づいたら、受診時に伝える

仕事をしながら歯周病治療に通うコツ

歯周病治療は通院回数が多くなりやすいため、次のような工夫をすると仕事と両立しやすくなります。

  1. 初回に全体のスケジュールを確認する:何回くらいかかりそうか、外科処置の可能性はあるかを最初に聞いておくと、予定を組みやすくなります。
  2. 次回以降の予約を早めに押さえる:通いやすい曜日や時間帯が決まっていれば、数回先まで相談しておくと間隔が空くのを防げます。
  3. 処置内容に合わせて時間帯を選ぶ:麻酔を使うSRPの日は、直後に会議や会食がある時間帯を避けると過ごしやすくなります。歯周外科の日は翌日以降の予定にも余裕を持たせましょう。
  4. 休日の診療を活用する:平日の通院が難しい場合は、土日に診療している医院を選ぶのも一つの方法です。
  5. 職場にも歯みがき道具を置く:昼食後のケアを続けやすくなり、治療効果を保つことにつながります。
  6. 通院できる頻度を正直に伝える:出張や繁忙期がある場合は、処置の順番や1回の範囲を調整できることがあります。

当院の診療時間は、平日 9:30〜13:00/14:00〜18:00、土日 9:30〜13:00/14:00〜17:30です(祝日休診、最終受付は各30分前)。土日も診療しているため、平日に時間を取りにくい方も通院の計画を立てやすくなっています。

治療後のメインテナンス・SPTはどのくらいの間隔で続く?

治療で状態が落ち着いたあとも歯周病は再発することがあるため、「治癒」の方はメインテナンス、「病状安定」の方はSPTとして定期的な通院を続けます。

メインテナンスとSPTの違い

日本歯科医学会の考え方では、治癒の状態を保ち新たに歯周病が起こらないよう継続的に管理することをメインテナンス、4mm以上のポケットが残るものの炎症がない病状安定の状態を保つために行う継続的な治療をSPTとしています。どちらも検査、歯石やプラークの除去、セルフケアの確認を定期的に行いますが、SPTは病気が残る部位を管理する「治療」の位置づけです。

通院間隔の目安

日本大学歯学部付属歯科病院の歯周病科では、SPTやメインテナンスを3〜4か月に一度の間隔で行うと案内されています。実際の間隔は、治療前の進行度、歯ぐきの状態、セルフケアの状況、全身の病気の有無などをもとに決められ、より短い間隔をすすめられることもあります。頻度の考え方は定期検診を3ヶ月に1回すすめる理由を解説した記事も参考にしてください。当院の定期検診は予防歯科・定期検診のページでご案内しています。

日本歯周病学会監修サイトでは、メインテナンス期間中に再発した場合には再度歯周基本治療を行うと説明されています。定期的に通っていれば再発の兆しを早めに見つけやすく、治療の成果を守ることにつながります。

よくある質問(FAQ)

歯周病の治療期間は平均するとどのくらいですか?

進行度による差が大きく、一律の平均値を示すのは難しいのが実情です。大学病院の歯周病科では半年〜1年以上かかると案内されている一方、軽度から中等度は歯周基本治療だけで回復することがほとんどとされています。見通しは初回の検査結果をもとに確認してください。

スケーリングやSRPは何回くらい通いますか?

歯石の量、ポケットの深さ、治療範囲によって変わります。歯ぐきの中の歯石を取るSRPは、口の中をいくつかの範囲に分けて数回に分けて行うのが一般的です。具体的な回数は検査のあとにご説明します。

治療中はどのくらいの間隔で通院しますか?

処置の内容や歯ぐきの治り具合をみながら決めるため、治療計画によって異なります。再評価の前には、歯ぐきが落ち着くのを待つために少し期間をあけるのが一般的です。

1回の治療時間はどれくらいですか?

処置内容や予約の組み方によって異なります。初診の検査や説明がある日は長めになりやすく、歯周外科の手術時間は通常1〜2時間程度とされています。予約時に所要時間を確認しておくと予定を立てやすくなります。

途中で通院をやめるとどうなりますか?

歯ぐきの表面が引き締まって見えても、ポケットの奥に歯石や炎症が残っていることがあります。自覚症状が少ないまま進行し、再開時に検査からやり直しになることもあるため、期間が空いた場合も早めに再受診してください。

歯周病は治りますか?治療のゴールは何ですか?

歯周ポケットが4mm未満で炎症がない状態を「治癒」、4mm以上のポケットが散在するものの炎症がない状態を「病状安定」とし、いずれもその状態を保つ継続的な管理が必要です。失われた骨は基本的な治療だけでは元に戻りにくいとされ、条件によっては歯周組織再生療法が検討されます。

治療が終わったら、もう通わなくてもよいですか?

再発を防ぐため、メインテナンスやSPTとして定期的な通院を続けることが大切です。間隔はお口の状態やセルフケアの状況に応じて決めます。

歯周病の治療は保険が使えますか?

歯周基本治療やSPTは、保険診療で受けられるのが一般的です。歯周組織再生療法は材料や術式によって扱いが異なり、当院の歯周組織再生療法は自由診療です。費用は歯周組織再生療法の診療ページでご確認ください。

歯石取りのときに麻酔はしますか?

歯ぐきより上の歯石除去では麻酔を使わないことが多いですが、ポケットが深い部位のSRPでは麻酔をして行うことがあります。痛みの感じ方には個人差があるため、不安な点はお伝えください。痛みに配慮しながら進めます。

自由診療のご案内

  • 治療内容:歯周組織再生療法(歯周外科手術の際に、リグロス®・エムドゲイン®などの再生材料を術式と組み合わせて用い、歯周病で失われた歯を支える組織の回復を図る治療)
  • 費用:自由診療です。費用は単価一覧をご確認ください(料金ページ)
  • 治療期間・回数の目安:初診から手術完了まで数か月、骨や歯ぐきの安定を評価するまでは半年〜1年程度。手術自体は1回ですが、術前の歯周基本治療に複数回、術後の経過観察とメインテナンスに継続した通院が必要です
  • 主なリスク・副作用:外科処置に伴う腫れ・痛み・出血などが生じることがあります。再生の程度には個人差があり、骨の欠損の形やセルフケア・喫煙の状況などによっては期待した結果が得られない場合があります
  • お問い合わせ:電話 042-316-1588(042-316-1588)/WEB予約

※歯周基本治療やSPTは保険診療で受けられるのが一般的です。歯周組織再生療法の適応や費用は、診察・検査のうえでご説明します。

武蔵小金井で歯周病治療のご相談なら

歯周病の治療期間や通院回数は、検査をしてみないと正確な見通しを立てにくいものです。次のような方は、一度ご相談ください。

ご相談の目安

  • 歯みがきのときに歯ぐきから血が出る、歯ぐきが腫れている
  • 歯がぐらつく、噛んだときに違和感がある
  • 以前に歯周病と言われたが、治療を途中でやめてしまった
  • 仕事が忙しく、どのくらい通う必要があるのかを先に知りたい
  • 歯周外科や歯周組織再生療法が必要かどうか相談したい

初回相談から治療開始までの流れ

  1. WEB予約またはお電話でご予約ください
  2. 問診で、気になる症状、全身の病気や服用中のお薬、通院しやすい曜日・時間帯を伺います
  3. 歯周ポケットの検査やレントゲン撮影で、お口の状態を確認します
  4. 検査結果をもとに、治療の流れと期間・通院回数の見通しをご説明します
  5. ご納得いただいたうえで、歯周基本治療から開始します

当院はJR中央線「武蔵小金井駅」南口から徒歩3分の場所にあります。歯周病の治療期間や通院の頻度について気になることがありましたら、まずはご相談ください。

参考文献・出典

監修:秋山 正憲(院長・審美治療/精密治療担当/医療法人社団デルタ)プロフィール

※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、診断や治療方針は診察のうえ個々の状態により異なります。詳しくは歯科医師にご相談ください。

秋山 正憲

この記事の監修者

秋山 正憲院長・歯科医師(審美治療・精密治療担当)

武蔵小金井ハーヴェスト歯科・矯正歯科 院長。マイクロスコープを用いた精密治療、セラミック治療、ダイレクトボンディングを担当。英語での診療に対応。
SJCD レギュラーコース・マスターコース修了/5D アドバンスコース修了/日本口腔インプラント学会 インプラント100時間講習修了

公開日 2026.10.30 最終更新日 2026.10.07 | 歯科医師紹介

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