歯科コラムcolumn
大人の歯がグラグラする原因と対処法|受診の目安と治療を武蔵小金井の歯科医師が解説2026/11/02
大人の歯がグラグラするのは、歯を支えている骨や歯根膜(しこんまく:歯の根と骨をつなぐクッションの役割をする組織)が弱っている、または傷ついているサインです。最も多い原因は歯周病ですが、歯ぎしり・食いしばりなどの強い力、ぶつけたことによる外傷、歯の根のひび割れ(歯根破折)、根の先の炎症などでも起こります。
揺れが落ち着くかどうかは原因と程度によって異なり、原因を取り除くことで揺れが収まる場合もあれば、ある程度残る場合もあります。痛みの有無だけでは重さを判断できないため、自己判断で放置せず、早めに原因を確かめることが大切です。
この記事では、原因別の見分け方、動揺度の考え方、緊急度別の受診目安、自宅での注意点、歯科での検査と治療、予防のポイントを、学会の指針などをもとに解説します。
この記事の要点
- 大人の歯の揺れは、歯を支える骨や歯根膜のトラブルのサインで、最も多い原因は歯周病です。
- 歯ぎしり・食いしばり、ぶつけた外傷、歯根破折、根の先の炎症でも揺れることがあり、原因によって治療が異なります。
- 歯が抜けた・大きくずれた・顔まで腫れているといった場合は、できるだけ早く歯科医院に連絡しましょう。
- 揺れる歯を指や舌で動かして確かめる、硬いものを噛む、自分で固定する・抜くといった行為は避けます。
- 揺れが落ち着くかどうかは原因と程度によって異なるため、検査で原因を確かめることが第一歩です。
この記事の目次
大人の歯がグラグラするのはなぜ?歯を支えるしくみと正常な揺れ
歯はあごの骨(歯槽骨:しそうこつ)に直接くっついているわけではなく、歯根膜という薄い線維の層を介して支えられています。歯根膜は噛む力を和らげるクッションの役割をしているため、健康な歯でもごくわずかに動きます。日本歯周病学会の「歯周治療の指針2015」で用いられている動揺度の分類でも、0.2mm以内の動きは「生理的動揺」とされています。はっきり揺れを感じる場合は、骨や歯根膜、歯の根に問題が起きていると考えられます。
大人の歯が揺れるときに考えられる主な原因
- 歯周病:細菌による炎症で歯を支える骨が溶ける
- 歯ぎしり・食いしばり(咬合性外傷):特定の歯に過度な力がかかる
- ぶつけた外傷:転倒やスポーツなどで歯根膜が傷つく、歯がずれる
- 歯根破折:歯の根にひびが入る、割れる
- 根の先の炎症(根尖性歯周炎):神経が死んだ歯などで根の先に炎症が広がる
このほか、被せ物(差し歯)が外れかけている場合もあります。原因が重なることも多く、歯周病で支えが弱くなった歯に歯ぎしりの力が加わると、揺れが大きくなりやすいとされています。
歯を失う原因のデータから見えること
8020推進財団が2018年に全国の歯科医院を対象に行った第2回の抜歯原因調査では、抜歯の主な原因は歯周病が37.1%、むし歯(う蝕)が29.2%、破折が17.8%でした。歯周病と破折の割合は35歳以降で年齢とともに高くなり、神経のない歯(無髄歯:むずいし)では神経のある歯に比べて破折の割合が顕著に大きかったと報告されています。
原因別の見分け方|歯周病・噛み合わせ・外傷・歯根破折・根の先の炎症
揺れの原因は、揺れている歯の本数、きっかけ、痛みや腫れの有無などからある程度推測できます。ただし症状は重なり合うことが多く、最終的な判断にはエックス線検査などが必要です。
| 考えられる原因 | 揺れ方・きっかけ | 一緒にみられやすい症状 |
|---|---|---|
| 歯周病 | 複数の歯が少しずつ揺れてくる。きっかけがはっきりしない | 歯ぐきの腫れ・出血、歯ぐきが下がる、すき間が広がる。痛みは少ないことが多い |
| 歯ぎしり・食いしばり | 特定の歯だけが揺れる | 歯のすり減り、噛むと響く、朝のあごの疲れ |
| ぶつけた外傷 | ぶつけた直後から揺れる。位置がずれることもある | 噛むと痛い、歯ぐきからの出血、後からの歯の変色 |
| 歯根破折 | 1本だけが揺れる。神経を取った歯に多い | 噛むと痛い、歯ぐきの腫れやおできのようなふくらみを繰り返す |
| 根の先の炎症 | 1本が浮いたように感じ、軽く揺れる | 噛むと痛い、根元の歯ぐきの腫れ |
歯周病|痛みが少ないまま進むことが多い
厚生労働省のe-ヘルスネットでは、歯周病は歯と歯ぐきのすき間(歯周ポケット)から入り込んだ細菌が炎症を起こす病気で、進行すると歯を支える骨が溶け、歯のぐらつきや歯ぐきの下がり、歯の脱落が起こると解説されています。初期には痛みが出にくいため、「痛くないのにグラグラする」ときは、まず歯周病の進行を確認する必要があります。治療の全体像は武蔵小金井で歯周病治療をお考えの方へ向けた記事をご覧ください。
歯ぎしり・食いしばり|力による揺れ(咬合性外傷)
噛む力が強すぎたり特定の歯に集中したりすると、歯を支える組織が傷ついて揺れることがあり、これを咬合性外傷(こうごうせいがいしょう)といいます。日本歯周病学会の指針では、過度な噛む力によって起こる「一次性」と、歯周炎で骨が減った歯に通常の噛む力でも起こる「二次性」に区別しています。力の問題の詳細は歯ぎしり・食いしばりによる歯へのダメージを解説した記事で紹介しています。
ぶつけた外傷|直後に症状が軽くても経過をみる
日本外傷歯学会の「歯の外傷治療ガイドライン」では、異常な揺れや位置のずれを伴わないものを「震盪(しんとう)」、位置のずれはないものの明らかな揺れを伴うものを「亜脱臼(あだっきゅう)」とし、ほかに歯が横や奥にずれたもの、完全に抜け落ちたもの(完全脱臼)などに分類しています。直後は痛みが少なくても、後から神経が死んで歯の色が変わることがあります。
歯根破折・根の先の炎症|1本だけが揺れるとき
歯の根にひびが入ったり割れたりすると、その歯だけが揺れ、噛んだときに痛むことがあります。また、神経が死んだ歯や過去に根の治療をした歯の中に細菌が残ると、根の先に炎症が起こり(根尖性歯周炎:こんせんせいししゅうえん)、歯が浮いたように感じて軽く揺れることがあります。
揺れの程度(動揺度)の考え方|0度〜3度の目安
歯科では揺れの大きさを「動揺度」で評価します。日本歯周病学会の「歯周治療の指針2015」では、Miller(ミラー)の分類に基づいて次のように示されています。
| 動揺度 | 程度 | 揺れの目安 |
|---|---|---|
| 0度 | 生理的動揺 | 0.2mm以内(健康な歯でもみられる動き) |
| 1度 | 軽度 | 唇舌的(前後方向)に0.2〜1mm |
| 2度 | 中等度 | 唇舌的・近遠心的(隣の歯の方向)に1〜2mm |
| 3度 | 高度 | 唇舌的・近遠心的に2mm以上、または垂直方向(上下)にも揺れる |
動揺度は歯科医師が器具を使って判定します。ミリ単位の差を自分で見分けることは難しく、指で何度も揺らして確かめると、傷ついた組織にさらに負担をかけることがあります。「前後にわずかに揺れる」「左右にも揺れる」「押すと沈む」と段階が進むほど、支えが弱っている可能性が高いと考えておきましょう。
揺れの大きさだけで「残せるかどうか」は決まらない
同じ動揺度でも、原因や骨の量、炎症の有無によって見通しは異なります。指針でも、動揺度が1度以上あり、エックス線検査で歯根膜腔(歯根膜のすき間)の拡大や骨の吸収がみられる場合に咬合性外傷と診断するとされており、揺れの評価は画像検査と組み合わせて行います。
緊急度別の受診目安|すぐに受診・数日以内・早めに予約
揺れの原因や程度によって、急いだほうがよい場合と、早めに予約して検査を受ければよい場合があります。
| 緊急度 | こんなとき | 対応の目安 |
|---|---|---|
| できるだけ早く(当日) | 歯が抜けた/ぶつけて歯の位置がずれた・噛み合わなくなった/顔まで腫れる、発熱がある | すぐに歯科医院へ連絡。抜けた歯は乾かさずに保存して持参する |
| 数日以内 | ぶつけてから揺れる・噛むと痛い/1本だけ急に揺れが大きくなった/歯ぐきから膿が出る | 早めに受診し、エックス線検査などで原因を確認する |
| 早めに予約 | 痛みはないが以前より揺れる/複数の歯が少しずつ揺れる/歯ぐきが下がってきた | 歯周病の検査を中心に、原因を確かめる |
頭を強く打った、意識がもうろうとする、吐き気があるといった場合は、歯科より先に救急医療機関を受診してください。
歯が抜けたときの保存方法
歯が丸ごと抜けた場合でも、根の表面の歯根膜が生きているうちに元の位置に戻す(再植)ことができれば、歯を残せる可能性があります。日本外傷歯学会のガイドラインでは、可能な限り早く正しい位置に戻すことが基本とされ、すぐに戻せない場合は歯根膜の生活力を保つ溶液に保存するべきとされています。保存に適したものとしては、移植臓器の輸送用溶液などの特殊な溶液に続き、冷たい牛乳(ロングライフ牛乳や低脂肪乳は除く)、歯の保存液、ラップで覆った生理食塩水が順に挙げられています。一般的な注意点は次のとおりです。
- 歯の頭の部分(歯冠)を持ち、根の部分にはできるだけ触れない
- 汚れていても、根をこすったり消毒したりしない
- ティッシュなどに包んで乾かさず、冷たい牛乳や歯の保存液などに入れる
- 欠けた破片がある場合は一緒に持参し、できるだけ早く歯科医院を受診する
歯がグラグラするとき、自宅でやってよいこと・避けたいこと
受診までの間は、揺れている歯にできるだけ負担をかけず、お口を清潔に保つことが基本です。
| やってよいこと | 避けたいこと |
|---|---|
| 揺れる歯と反対側で、やわらかいものを噛む | 揺れる歯で硬いもの・粘りのあるもの(ナッツ、ガム、餅など)を噛む |
| 毛先のやわらかい歯ブラシで、歯と歯ぐきの境目をやさしく磨く | 痛みや出血が怖くて歯みがきをやめてしまう |
| 腫れて熱っぽいときは、頬の外側から軽く冷やす | 指や舌で揺らして、揺れ具合を何度も確かめる |
| 痛み止めは、処方の指示や添付文書の用法・用量を守って使う | 自分で歯を抜こうとする、市販の接着剤などで固定する |
| 体を休め、睡眠を十分にとる | 痛み止めで症状をおさえながら、長く様子を見続ける |
「歯みがきで揺れが悪化しそう」と心配な方へ
歯みがきを控えるとプラーク(歯垢)がたまり、歯周病による炎症がかえって進みやすくなります。揺れている歯を指で軽く支えながら、やわらかい歯ブラシを小刻みに動かすと負担を抑えやすくなります。ぶつけた直後で出血や強い痛みがある場合は、その部位だけ無理に磨かず、受診時に歯科医師の指示を受けましょう。
歯科で行う検査|揺れの原因を確かめる
揺れの原因を見極めるため、歯科医院では一般に次のような検査を組み合わせて行います。日本歯周病学会の指針でも、歯周ポケットの深さ、歯ぐきからの出血、動揺度、エックス線写真、噛み合わせなどを確認することが示されています。
- 問診:いつから揺れているか、ぶつけた心当たり、歯ぎしりの自覚、持病や喫煙の有無などを確認します。
- 口の中の診察:歯ぐきの腫れや下がり、歯のすり減りやひび、被せ物の状態を確認します。
- 動揺度・歯周ポケット検査:揺れの方向と大きさ、歯と歯ぐきのすき間の深さと出血の有無を調べます。
- エックス線検査:骨の量、根の先の影、歯根膜腔の広がり、破折の有無などを確認します。状態によっては歯科用CTを用いることもあります。
- 噛み合わせ・神経の検査:特定の歯に強く当たっていないか、冷たい刺激への反応や叩いたときの痛みなどを確認します。
歯根破折は、ひびの位置によってはエックス線写真に写りにくく、歯ぐきの状態や経過を合わせて判断することもあります。むし歯や歯周病の診療内容は虫歯・歯周病の診療ページでご紹介しています。
原因別の治療|歯周基本治療・噛み合わせの調整・固定・根管治療・再生療法・抜歯の判断
治療は原因を取り除くことが中心です。固定するだけでは、原因が残る限り再び揺れやすくなります。
| 原因 | 主な治療 | 診療区分の目安 |
|---|---|---|
| 歯周病 | 歯周基本治療、必要に応じて歯周外科治療・歯周組織再生療法 | 歯周基本治療は保険診療が一般的。歯周組織再生療法は当院では自由診療 |
| 歯ぎしり・食いしばり | 噛み合わせの調整、暫間固定、就寝時のマウスピースなど | 噛み合わせの調整・暫間固定は保険診療が一般的 |
| ぶつけた外傷 | 位置を戻す処置、固定、経過観察、必要に応じて根管治療 | 状態によって異なり、診察のうえでご説明します |
| 歯根破折 | 破折の状態により修復を検討。残すことが難しい場合は抜歯 | 状態によって異なり、診察のうえでご説明します |
| 根の先の炎症 | 根管治療(根の中の清掃・消毒) | 保険診療が一般的 |
歯周基本治療|歯周病治療の土台
日本歯周病学会の指針では、歯周基本治療は原因除去療法であり、すべての歯周病患者に対して行うものとされています。プラークコントロール(歯垢の除去と歯みがき指導)、スケーリング・ルートプレーニング(歯石や根の表面の汚れの除去)、汚れがたまりやすい被せ物の段差の改善、噛み合わせの調整、暫間固定などで構成されます。炎症が治まると歯ぐきが引き締まって揺れが軽くなることがありますが、どこまで落ち着くかは骨の残り具合によって異なります。
噛み合わせの調整と暫間固定(ざんていこてい)
特定の歯に強く当たっている場合は、噛む面をわずかに削って力のかかり方を整えることがあります(咬合調整)。睡眠中の歯ぎしりが疑われる場合は、就寝時のマウスピースで歯への負担を和らげる方法もあります。指針では、原因を取り除いた後も揺れが著しい場合に暫間固定(揺れる歯を隣の歯とつなぎ、一時的に支える処置)を行い、噛み合わせの安定と噛む機能の回復をはかることが重要とされています。
ぶつけた歯の固定と経過観察
日本外傷歯学会のガイドラインでは、亜脱臼は通常は固定が不要で、噛むときに痛みがある場合に10〜14日間固定するとされています。歯が横や奥にずれた場合は位置を戻して6週間、根が横方向に折れた場合(水平歯根破折)は隣の歯を支えにして2か月以上固定するとされています。震盪や亜脱臼では少なくとも1年間は経過をみて、神経が死んだ徴候が現れたら根管治療を行います。根の先の炎症が原因の揺れも、根管治療で炎症が治まるにつれて落ち着くことがあります。
歯周組織再生療法|失われた組織の回復を目指す選択肢
歯周病で骨が縦方向に深く失われている場合などに検討される治療です。歯ぐきを開いて根の表面を清掃したうえで、リグロス®やエムドゲイン®などの再生材料を術式と組み合わせて用い、歯を支える組織の回復を目指します。骨の欠け方や炎症のコントロールの状況、喫煙や全身の状態などによって効果には個人差があり、適応とならない場合もあります。外科処置に伴う腫れ・痛み・出血などのリスクもあります。当院では自由診療で行っており、詳しくは歯周組織再生療法のページでご紹介しています。
抜歯を検討するとき
骨の支えがほとんど残っていない、根が縦に割れて細菌が入り込んでいる、炎症を繰り返して周りの骨や隣の歯に悪影響が及ぶといった場合は、抜歯を検討することがあります。理由や抜いた後の選択肢の説明を受けたうえで判断しましょう。考え方は「歯を抜く」と言われた方へ向けた記事で解説しています。
歯のグラグラを悪化させない・繰り返さないための予防
治療で揺れが落ち着いた後も、同じ原因が続けば再び揺れやすくなります。次のような点を意識しましょう。
- 歯みがきに加え、歯間ブラシやフロスで歯と歯の間のプラークを落とす
- 喫煙している方は禁煙を検討し、糖尿病などの持病がある方は内科の治療を続ける
- 食いしばりの自覚がある方は、日中に上下の歯が触れ続けていないかを意識する
- コンタクトスポーツをする方は、マウスガードの使用を検討する
- 神経を取った歯や大きな被せ物がある歯では、硬いものを強く噛む習慣に注意する
治療後の定期的な管理が再発予防につながる
日本歯周病学会の指針では、歯周炎は再発しやすいため、病状が安定した後も歯科医院での定期的な管理(SPT:病状安定期治療)やメインテナンスが生涯にわたって不可欠とされています。全身疾患やブラキシズム(歯ぎしり・食いしばり)などのリスクがある場合は、より短い間隔で管理を行うことが望ましいとされています。
よくある質問(FAQ)
大人の歯のグラグラは治りますか?
原因と程度によって異なります。ぶつけたことによる軽い揺れや根の先の炎症、噛み合わせの力による揺れは、原因に対処することで落ち着くことがあります。一方、歯周病で骨が大きく失われている場合は、炎症が治まっても揺れがある程度残ることがあります。まずは検査で原因を確認しましょう。
痛くないのにグラグラします。様子を見てもいいですか?
痛みのない揺れは、歯周病が進行しているサインのことがあります。歯周病は痛みが少ないまま進むことが多いため、様子を見続けず、早めに予約して検査を受けましょう。
前歯をぶつけてグラグラします。どうすればいいですか?
できるだけ早く歯科医院に連絡してください。歯の位置がずれた、噛み合わせが変わったという場合は特に急ぎます。直後の症状が軽くても、後から神経が死んで変色することがあるため、経過をみる必要があります。
グラグラする歯は抜かないといけませんか?
揺れているからといって、すぐに抜歯が必要になるとは限りません。原因の治療や固定によって歯を使い続けられる場合もあります。ただし、骨の支えがほとんどない、根が縦に割れているなどの場合は、抜歯を検討することがあります。
グラグラする歯を自分で固定したり、抜いたりしてもいいですか?
避けてください。市販の接着剤などで固定すると、歯や歯ぐきを傷めたり、汚れがたまって炎症が悪化したりするおそれがあります。自分で抜くと、出血や感染などのリスクがあります。
被せ物(差し歯)がグラグラするときは?
被せ物が外れかけているだけの場合と、歯の根が割れている、または歯の支えが弱っている場合があります。早めに受診し、外れた被せ物は捨てずに持参しましょう。
歯がグラグラすると歯並びも変わりますか?
歯周病で支えが弱くなると、噛む力などで歯が少しずつ動き、前歯が前に出る、すき間が空くといった変化が起こることがあります。日本歯周病学会の指針でも、咬合性外傷の所見の一つとして歯の病的移動が挙げられています。
揺れている歯の治療は保険でできますか?
歯周基本治療、噛み合わせの調整、暫間固定、根管治療は、保険診療で受けられるのが一般的です。歯周組織再生療法は当院では自由診療となり、費用は歯周組織再生療法のページの単価一覧や料金表でご確認いただけます。そのほかの疑問はよくある質問のページもご覧ください。
自由診療のご案内
- 治療内容:歯周組織再生療法(歯ぐきを開いて根の表面を清掃し、リグロス®・エムドゲイン®などの再生材料を術式と組み合わせて用い、歯を支える組織の回復を目指す治療)
- 費用:自由診療(保険適用外)です。術式と再生材料の組み合わせにより異なり、単価は歯周組織再生療法のページの一覧でご確認いただけます(料金ページ)
- 治療期間・回数の目安:手術は1回ですが、術前の歯周基本治療に複数回の通院が必要です。初診から手術完了までは数か月、骨や歯ぐきの安定を評価するまでは半年〜1年程度が目安で、術後も経過観察とメンテナンスのための継続的な通院が必要です
- 主なリスク・副作用:外科処置に伴う腫れ・痛み・出血などが生じることがあります。骨の欠け方や全身の状態、喫煙などにより効果には個人差があり、適応とならない場合もあります
- お問い合わせ:電話 042-316-1588(042-316-1588)/WEB予約
※適応や治療計画は、検査結果をもとに診察のうえでご説明します。
武蔵小金井で歯のグラグラのご相談なら
歯の揺れは、原因によって対処が大きく異なります。当院では、揺れの原因と歯の状態を診察で確認し、考えられる治療の選択肢をご説明します。
次のような方はご相談の目安です
- 痛みはないが、以前より歯が揺れるようになった
- 歯をぶつけてから揺れる、噛むと違和感がある
- 複数の歯が揺れる、歯ぐきが下がってすき間が広がってきた
- 歯ぎしり・食いしばりを指摘されたことがあり、歯の揺れやすり減りが気になる
- 揺れている歯を抜くと言われ、ほかの選択肢についても説明を聞きたい
初回相談から治療開始までの流れ
- WEB予約またはお電話でご予約ください(歯が抜けた・ずれたなど急ぎの場合はお電話でご相談ください)
- 問診票で、揺れに気づいた時期やきっかけ、服用中の薬、持病などを確認します
- お口の中を診察し、必要に応じて歯周ポケット検査やエックス線検査などを行います
- 揺れの原因と現在の状態、考えられる治療方針と注意点をご説明します
- ご説明に納得いただいたうえで、治療の日程を決めて開始します
- WEB予約(24時間受付)
- お電話:042-316-1588
- アクセス・診療時間(JR中央線「武蔵小金井駅」南口から徒歩3分)
当院はJR中央線「武蔵小金井駅」南口から徒歩3分です。診療時間は平日9:30〜13:00/14:00〜18:00、土日9:30〜13:00/14:00〜17:30(祝日休診、最終受付は各30分前)です。歯の揺れが気になる方は、まずはご相談ください。
参考文献・出典
- 特定非営利活動法人日本歯周病学会「歯周治療の指針2015」
- 日本外傷歯学会「歯の外傷治療ガイドライン(令和5年10月改訂)」
- 公益財団法人8020推進財団「第2回 抜歯原因調査 報告書」(2018年)
- 厚生労働省 e-ヘルスネット「歯周病とは」
監修:秋山 正憲(院長・審美治療/精密治療担当/医療法人社団デルタ)プロフィール
※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、診断や治療方針は診察のうえ個々の状態により異なります。詳しくは歯科医師にご相談ください。

この記事の監修者
秋山 正憲院長・歯科医師(審美治療・精密治療担当)
武蔵小金井ハーヴェスト歯科・矯正歯科 院長。マイクロスコープを用いた精密治療、セラミック治療、ダイレクトボンディングを担当。英語での診療に対応。
SJCD レギュラーコース・マスターコース修了/5D アドバンスコース修了/日本口腔インプラント学会 インプラント100時間講習修了
公開日 2026.11.02 最終更新日 2026.10.13 | 歯科医師紹介
