歯科コラムcolumn
予防歯科のすすめ――定期検診がなぜ大切なのかを科学的に解説2026/05/15
「痛くなったら歯医者に行く」という考え方が根強い一方、先進国ほど「予防歯科」の重要性が広く認識されています。定期的なメンテナンスで虫歯・歯周病を防ぎ、生涯自分の歯で食べる喜びを維持する。本記事では予防歯科の科学的根拠と、当院でのアプローチをご紹介します。
予防歯科とは何か
予防歯科とは、虫歯・歯周病などの口腔疾患が発生・進行する前に、定期的な検診・クリーニング・指導によって口腔の健康を維持する考え方です。スウェーデンやフィンランドでは国民の約90%が定期受診しており、成人の歯の喪失率が非常に低いことで知られています(参考:Axelsson P, et al. The long-term effect of a plaque control program on tooth mortality, caries and periodontal disease in adults. Journal of Clinical Periodontology. 2004;31(9):749-757)。
PMTC(専門的機械歯面清掃)の効果
PMTCとは、歯科衛生士が専用機器を使って歯の表面に付着したバイオフィルム・歯石を徹底除去する処置です。通常のブラッシングでは落とせない部位のプラークを除去でき、虫歯・歯周病リスクを大幅に低減します。
定期検診の推奨頻度
リスクの低い方は6ヶ月に1回、リスクの高い方(歯周病既往・糖尿病など)は3ヶ月に1回が推奨されます。検診では虫歯チェック、歯周ポケット測定、レントゲン撮影、フッ素塗布などを行います。
8020運動と口腔の健康寿命
日本では「80歳で20本以上の歯を残す」8020運動が推進されています。20本以上の歯がある高齢者は、食事の多様性・栄養状態・認知機能が良好であることが多く、全身の健康寿命にも密接に関わっています(参考:Yamamoto T, et al. Association between self-reported dental health status and onset of dementia. Psychosomatic Medicine. 2012;74(3):241-248)。
ハーヴェスト歯科・矯正歯科の予防プログラム
当院では患者さまお一人おひとりのリスクを評価し、最適なメンテナンス間隔をご提案します。歯科衛生士が担当制で継続サポートするため、自分の口腔状態の変化を長期的に把握できます。武蔵小金井でかかりつけ歯科を持つことが、一生涯の歯の健康への第一歩です。
