• 2021/01/10
  • 歯科コラム

ジルコニアセラミックとは

セラミックという言葉はなじみが皆さんあると思います。
歯科でいい治療を と思うとセラミック治療は切っても切り離せません。

セラミックは広義の意味で お茶碗もセラミックですしトイレとかもセラミックです。
物質を焼結といって高温で焼き固めたもの ととらえることができます。


歯科でよく使われるのは 二酸化リチウムといった物質からできているセラミックで 従来からあるとても透明感の高い、審美性の高いセラミックです。歯医者さんがセラミックというと大体はこちらを指します。
審美性、適合度、体への為害性のなさ、どれをとっても1級品です。 しかし弱点もあります。それは 強い衝撃がごく短い時間にかかると割れる可能性があります。ブリッジといって何本かまとめて歯を連結したときにこの材料を使うとかなり高いレベルでの咬合調整が要求されます。

そこで最近主流になりつつあるのがジルコニアとよばれる、これもセラミックの一種です。
こちらは透明感がやや弱いので白っぽくなりやすいといった弱点がありますが(これも技工師さんのテクニックでカバーできてしまいますが)、一番の特徴は強度が従来のセラミックに比べて格段に上がったことにあります。 

歯ぎしりなどある患者さんや、男性で噛む力が強い方の奥歯などには第一選択として使います。

それでも適材適所。様々な観点(噛み合わせや、部位、反対側の歯の材料、窩洞形態などなど)を考慮してジルコニアを使うのか、従来のセラミックを使うのかを判断していきます。
費用は一緒なので、どちらがいいかは是非歯科医師の判断に任せていただければ幸いです。ベストの材料選択を培ってきた知識をもとにきちんと選択させていただきます。

色が変わってきてしまった保険の歯を取り替えたいわ、や 銀歯を白くしたい、アレルギーが心配などありましたら是非ご相談ください。


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