• 2021/10/12
  • 歯科コラム

災害時のオーラルケア方法

こんにちは!
武蔵小金井ハーヴェスト歯科・矯正歯科です!

秋らしく、過ごしやすい気候になりましたが皆さまいかがお過ごしでしょうか?
しのぎやすい気温ではありますが、朝と夜の寒暖差や、台風の接近・秋雨前線などにより天気が変わりやすい時期ですので、どうぞお体にお気をつけてお過ごしくださいね。

台風といえば近年の台風は勢力が増し、日本各地で被害も増えている状況なので心配ですよね。

台風や大雨、地震など、いつどこで災害が起きるか分からない今、万が一の時のために備えはしっかりとしておくと安心です。
皆さまは防災対策や防災グッズの備えなどされていますか?

防災グッズの必需品と言えば食料や飲料水、モバイルバッテリーや充電器、衛生用品や照明…様々なものがありますが、その中に是非加えて頂きたいのがお口のケアグッズです。

災害時のお口のケアって実はとても重要なんです。
今回は災害時のお口の状態とケア方法についてお話させて頂きたいと思います。


災害が発生し、避難所生活になった場合、慣れない生活でのストレスや偏った食生活などにより免疫力は低下してしまいます。
非常時には水や食料の確保が最優先になるので、口腔ケアまで手がまわらず後回しになりがちです。こういった状況下でお口の中の衛生状態は悪くなりやすく、むし歯や歯周病などのリスクが高まります。

また、ご高齢の方においては「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」と言う感染症を引き起こす可能が高くなります。健康な人であれば、通常食べたものは食道を通って胃に送られますが、食べ物を飲み込む力や咳をする力が弱い方は、誤って気管支や肺に入ってしまうことがあります。食べ物と一緒にお口の中の菌などが気管支や肺に入ってしまうと炎症を起こし、感染症になってしまうのです。

お口の中が清潔に保たれていないと、お口のトラブルだけでなく、他の病気の悪化にもつながってしまいますので、適切なケアが必要です。
では、どのようにケアをすれば良いのでしょうか。




災害時には水は非常に貴重な物となり、あまり多く使う事ができません。口腔ケアも出来るだけ少ない水で済ませられると良いですよね。
そんな時にオススメなのが液体歯磨きです。
液体歯磨きはその名の通り歯磨き粉が液体になったものです。口の中に含んで20〜30秒ぶくぶくした後に液体を捨て、その後通常のブラッシングをします。普通の練り歯磨き粉のように最後にゆすぐ必要がないので水の消費を抑える事ができます。

また、唾液にはお口の中を綺麗に保ってくれる効果があります。ストレスを感じると唾液は出にくくなってしまうことがあるので、耳の下や頬、顎の下などを優しく押してだ液の分泌を促してみてください。
キシリトールガムやシュガーレスガムなどがあれば噛むことで唾液が出やすくなり、リフレッシュにもなるのでオススメです。


災害時に持ってくれば良かったもので、歯ブラシは上位に入るそうです。
使う事がないに越した事はありませんが、ご自身や大切なご家族の健康を守るためにも、防災グッズに是非口腔ケアグッズを加えてもしもの時に備えましょう!

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