• 2022/05/20
  • 歯科コラム

セラミックスの小話

こんにちは
武蔵小金井ハーヴェスト歯科・矯正歯科です。

歯医者さんで「次回入れるかぶせ物のご希望はありますか?」
と聞かれることがあるかと思います。

まず初めに、口腔内に使用される材料として以下の性質が求められます。

①生体に対して安全であること
②組織の代わりに機能すること
③耐久性があること
④審美性に優れていること
⑤精密で良好な適合性を示すこと

歯科材料は厳しい所要性質が求められますが、生体への安全性は最も重視する条件です。
例えば、アレルギー反応などは個人差があり、適応や使用法を誤ると深刻な障害を与えかねません。
そこで、生体にとって安全性のあるセラミックスのお話を簡単にしていこうと思います。



セラミックス
花瓶や食器陶器の主成分である長石の成分を多く添加し、透光性を歯科材料とし改良したものを指します。
金属に比べ、化学的な安定があり変色がなく長期にわたり良好な審美性を維持でき、生物学的にも安全性が高い物質です。
欠点としては、金属と比較し機械的な衝撃に弱いことが挙げられますが、ジルコニア(セラミックスの一つ)はセラミックスの中では最も耐衝撃性が高いといわれています。また、ジルコニアは酸性・アルカリ性溶液にも浸食せず化学的に極めて安定しており、撥水性が高くプラークが付着しにくいという利点もあります。
参考文献
医歯薬出版社 歯科材料



以上簡単な説明にはなりましたが主治医との十分な話し合いのもと、ご自身に合ったかぶせ物を選択することが望ましいとされます。
歯医者さんで行う問診の際には必ず、アレルギーの有無や、既往歴をお伝えすることで安全な医療の提供にも繋がると思っております。
よろしくお願いいたします。























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