• 2020/12/02
  • 歯科コラム

歯の大掃除をしましょう!

こんにちは。
12月に入り、寒さも厳しくなってまいりましたね。風邪だけでなく、インフルエンザに加えてコロナウイルスも気をつけないといけません。健康に関して、より意識する一年になりましたね。

さて、例年12月は多くの患者さんがご来院されます。皆さま今年のうちに歯のクリーニングをしておこうと思う人が多く見受けられます。とても良いことだと思います。
年末の大掃除は口の中までしっかりやりましょう!

では、なぜ歯科医院で歯のクリーニングの必要があるのでしょうか。

その大きな理由の一つに、「歯周病の進行を防ぐため」ということがあげられます。
(お子さんの虫歯予防については、今度フッ素塗布を交えてまた詳しく書きますね。)


日本人が1番歯を失う原因は、歯周病と言われております。
歯周病は歯茎が痩せる病気でもありますが、歯を支えている骨が溶けてしまう病気なのです。

歯周病というと耳馴染みのある病気ですが、「あなたは骨が溶ける病気にかかっていますよ」と言われると結構怖いですよね。

そう、実際すごく怖い病気なのです。

歯周病は虫歯と違い、目で見てもあまりわかりません。しみるや、黒くなると言った虫歯のような症状はなかなか見られません。
本人が気付かぬうちに、ゆっくりゆっくりと骨を溶かしていきます。

重度に進行してしまった骨は再生はできません。どんなに腕の良い歯医者さんでもお手上げです。

そうならないように、歯ブラシでは落とせない歯石汚れや、落ちにくいバイオフィルムといった汚れを、歯科医院で専用の機械と、プロのテクニックで落としていきます。
また、ご自身でしっかり歯ブラシをすることも勿論重要です。
患者さんと歯医者の二人三脚が成り立ってはじめて歯周病の進行が防げます。

全身的な疾病とも密接に関係しているのが歯周病の恐ろしいところです。
代表的なところでは糖尿病、心疾患。
また、最近論文が出ましたが、アルツハイマーと密接な関わりのある病気です。妊婦さんに至っては早産のリスクにもなり得ます。

何歳になっても美味しい食事をするというのは人間にとって、かなり大きな幸福ではないでしょうか。
インプラントや、入れ歯、ブリッジなど様々な治療法がありますが、それでもやはり、自分の歯に優るものはありません。
自分の歯でしっかり噛める喜びは、失った時に気づくと皆さんおっしゃいます。

健康寿命を伸ばすために、友人やご家族とおいしい食事をするために、是非今のうちから歯周病予防に取り組んでいただけますと幸いです。


まだまだコロナの患者さんも増えておりますが、引き続きしっかり院内感染対策をしていきますので、ご安心してご来院ください。


これからも武蔵小金井ハーヴェスト歯科・矯正歯科をよろしくお願いいたします。





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